Serendipity

Serendipityとは何か

先日、Harvard大学名誉教授、Boston大学教授のSheldon Lee Glashow 博士の講演が東京大学本郷キャンパスの福武ホールラーニングセンターでありました。Glashow教授は、素粒子物理学の権威で、1979年のノーベル物理学賞の受賞者です。今回の講演は、素粒子物理学の専門的なものではなく、科学上のいろいろな発見や発明は、どのようにして生まれたのかというテーマで、物理学、化学、生物学、医学、薬学、さらには色や砂糖などという大変広範囲は領域の発見についてのものでした。” Does science progress through blind chance or intelligent design ?”

様々な発見について

発見のなかには、計画的に発見されたものもあれば全く偶然に発見されたものも意外に多くあります。このような偶然や幸運による発見は、Serendipityと表現されるそうです。先生のお話では、極めて多くの発見がSerendipityによっているとのことでした。その一部を記しておきます。

1781 Wilfan Herchel
1800 Blacklight
1831 Oosted magnetic effect
1851 Farady magnetism
1895 Rontgen X-ray photo shocks Mrs.Rontgen
1928 Penicillin
1932 Anderson positive electron
1943 Heffmann LSD
1974 Ting&Richter
1984 Buckyball  C60 flaren
2004 graphen

かなり多くの発見が、Serendipityによっていることが分かりました。このような幸運は誰にでも訪れるものではないのでしょうが、もしそのようなserendipityがあったら、見逃さないような注意深さや感覚をみがいておくべきであろうと思います。

 

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