Multi-linguist -ヨーロッパでの多国籍言語-
ヨーロッパのmulti-linguist
私の会社では、世界各地に拠点がありました。アメリカはもちろんのことヨーロッパやアジアにも生産拠点、研究拠点、営業拠点がありました。ヨーロッパでは、ルクセンブルグに生産、営業の拠点がありました。私の最初の海外での仕事は、ドイツでしたが、ルクセンブルグにも何度か行きました。ご承知のように、ルクセンブルグは、ヨーロッパの小国で、ほぼ中央にあります。拠点を作る時に、ルクセンブルグ政府のいい条件での拠点構築ができたからです。ルクセンブルグは、周りを何カ国も囲まれています。ドイツ、フランス、ベルギー、スイスなどです。
CEBITでの出来事(Hanover)
毎年、ドイツのHanoverと言うところで、日本で言うエレクトロニクスショーがありました。CEBITと言いました。今でもやっていると思います。日本では、幕張メッセや東京ビッグサイトでやっているものですね。でもCEBITにせよ、アメリカのラスベガスでやっているCES(コンシューマー・エレクトロニクスショー)は、日本の規模の5倍以上はありました。中での移動はバスがありました。私は、開発製品の説明員として行ったわけです。ショーが終わり打ち上げがありました。J.P.と言う人が、営業責任者でしたが、あるレストランでお疲れ様会をやりました。20名ぐらいでやりましたが、5人くらいで彼についていきましたが、彼は、レストランの場所がわからなくなりました。暫くたって、彼が帰ってきて、こういいました。”Gentleman. Good news and bad news. Good news is we found the restrant!” “Bad news is the direction is opposite one, sorry” 彼はオランダ人で、5ヶ国語を話しました。私は、最初のドイツ出張で大学で学んだ第二外国語は全くコミュニケーションに役にたたなかったので、それなりにドイツ語を勉強したことがあります。ある時、彼にこう言った事があります。「あなたは、ヨーロッパの営業責任者ですよね。時々日本に来て、会議にも参加されます。でも日本での会議は日本語ですから、日本語も覚えたらどうですか。5ヶ国語も話せるんですから、あっと言うまですよ。」彼は、「君は、3ヶ国語しか話せない。僕は5ヶ国語も話せますよ。だから日本語はやりません。」きっとやりたかったのだと思いますが、やはり、Chinese character がアルファベット系の方には、大変のようです。
ルクセンブルグへ
日本からは、エール・フランスでシャルル・ドゴールでトランジットして、小さめの飛行機でHanoverに行きました。Hanoverからは、車で来ていた人がいたので、同乗させていただき、HanoverからDusseldorfに行き、Belgiumを経由してルクセンブルグに入りました。アウト・バーンなのですが、ドイツからベルギーに入ったときに道路が綺麗だったことを今でも鮮明に覚えています。
ルクセンブルグにて
ルクセンブルグでは、技術の方に技術的なプレゼンテーションを行い、Q&Aを受けました。結構難しい技術でしたので、どれだけ分かっていただいたか分かりませんが、プレゼン資料のコピーをくれないかと言う方も居ましたが、これは丁重にお断りしました。日曜日に元千曲川の研究所で一緒だった方に、ルクセンブルグを案内していただきました。千葉県や東京都くらいの大きさの国で、ルクセンブルグ国際空港は、日本の地方空港のようでした。金融と観光で立国している国で、ヨーロッパの古い文化や建物も多く残っていました。この近くにリヒテンシュタインと言う国もあるのですが、ディスクメディアの薄膜化をする設備を私の会社が最初に導入したら、日本の主要な会社が全てここの会社の設備を入れたのを覚えています。第1号機は、Heidiと言う名前がついていました。ルクセンブルグに居た方とも懇親会をしましたが、彼らは、よくフランスでやっていましたね。10分ぐらいでフランスでした。またこの時に、有名なベルギーのチョコレート屋さんがあるから行ってみるといいよ、と薦められました。日本でもGodibaなどが有名ですが、確かにベルギーの作りたてのチョコレートはとても美味しかったです。