難関大入試問題の受験戦略-完璧をめざす必要はありません-

難関大入試問題の受験戦略

2015年も、もう10月になりました。大学受験生の皆さんは、志望大学、志望学部を絞り込んでおられるところだと思います。入試改革が決まっており、2020年からはセンター試験はなくなります。

しかし2019年までは、センター試験は継続されるわけですから、これにも十分対策を取っておきましょう。英語はグローバル化の影響を受けて、問題傾向が従来から変わることも考えられます。

2015年は、ノーベル医学・生理学賞、物理学賞を日本の研究者が得ていますから、この面でも入試問題に何らかの言及がある事が予想できますので、注意しておくといいと思います。

具体的な難関校である医学部の入試対策戦略

(1) センター試験は、必要なのかどうなのかどうか。国公立大学では、 必須ですが、私立大医学部では、AO入試や推薦入試にセンターが使 われる事があります。自分の志望校がどうかよく調べておきましょ う。

国公立大では、5教科7科目が必須ですから、広い科目の勉強が 必要です。また国公立では、足きり(点数が低いと2次試験が受けら れません。)がありますので、願書出願に注意が必要です。

国公立大学では、センター試験の点数をある程度圧縮して2次試験の 点数を足して総合判定します。この点も考慮がいると思います。

(2)国公立の2次試験では、試験科目と配点の配慮が必要です。国公立理系では、英、数、国、理科2科目が一般的です。

私立大医学部では、 英語、数学、理科2科目が一般的です。配点が大学によって異なります から、配慮が必要です。現在のところ国公立大医学部は51校、私立大医学部は全国に29校しかありません。(東北医科薬科大が文科省に認可されましたので、2016年からは、30校になります。)

私立のトップは慶應大医で下位の岩手医科大や独協医科大も偏差値63以上あります。医学部入試が激戦になる所以だともいえます。合格最低点は、約7割程度だといわれています。満点をとることを要求されているのではなく、入試は競争試験である事を明確に認識していただきたいと思います。

2015年は、ノ-ベル医学生理学賞を、大村智北里大特別栄誉教授が受賞されました。2016年の医学部入試は、あるいは現在は中位校ですが、北里大医学部の人気が上がるかもしれません。

大村博士の例や天野篤順天堂大教授(天皇陛下の執刀医)の例をみても、大学を出てからの業績を国立大上位校にも、もっと期待したいものです。京都大医は健闘をしているように思いますが。。。。。。。。

 

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