計算-正確さとスピード-
試験における計算スピードと正確性
入学試験などは、競争試験ですので、要求される成績をあげなければなりません。資格試験にも制限時間はありますが、一定レベルの成績をとれば合格します。ここが、入試などと異なるものだと思います。難関校では、短時間に、相当な計算量が必要になるものがあります。解答の方針や解法はすぐに思いつくのですが、やってみると計算がとても面倒なものがたまにあります。今回はそのような問題を取り上げてみましょう。解法の説明は特に要らないと思いますが、早く正確に計算する必要があります。
問題1
関数\(f(x)=x^3-2x^2-3x+4\)の、区間-7/4≦x≦3での最大値と最小値を求めてください。(東大 文系)
問題2
xy平面上の点(x、y)において、不等式x≧0、5y≧4x+2、0≦log2y+1/2・log1/2(x+2)≦1 を同時に満たす領域をDとします。このときに、Dの面積を求めてください。(私立大医学部)
コメント
問題は、解法に悩むところは何もありませんが、計算は面倒です。東工大なども計算の複雑な問題が結構出ますね。