確率の問題-センターでも重要ですが2次試験でも出題されます-
確率の問題
確率の問題は、数Aの分野で、センター試験では必須です。難関大の2次試験でも記述式の問題として出題されることがありますので、解法の理解に抜けがないように演習を行っておく必要があります。確率では、余事象の考え方、条件付確率の考え方、独立試行の考え方、期待値の考え方を演習でよく理解してください。
確率の問題演習
【問題1】
白球15個と赤球4個が箱の中に入っているものとします。この箱から球を1個とりだす操作を繰り返すものとします。取り出した球はもとにもどしません。\(n\)回目に取り出した球が3個目の赤球である確率を、\(p_n\) とします。\(p_n\)が最大になる\(n\)を求めてください。(一橋大)
【問題2】
ある硬貨を投げるときに、表と裏が出る確率を\(1/2\)とします。この硬貨を10回投げて、\(n\)回目に表がでたら、\(x_n=1\)、裏がでたら \(x_n=-1\) とします。
\(s_n=x_1+x_2+・・・・・・・・+x_n\) \((1≦n≦10)\)とおきます。
\(s_1=1かつs_10=2かつs_k=0\)となる\(k(2≦k≦8)\)が少なくとも1つ存在する確率を求めてください。
(東京大学)
【問題3】
5回に1回帽子を忘れる癖のある\(T\)君が、正月に\(A,B,C\)の3軒を順に年始周りをして家に帰ってきました。家に帰ったときに帽子を忘れたことに気がつきました.\(T\)君が2番目の家\(B\)に帽子を忘れてきた確率を求めてください。(早稲田大)