数学は暗記科目なのでしょうか。-数学の学び方-

数学は暗記科目なのか

受験界では、数学は暗記科目であり、頻出問題や標準問題をたくさん解いて解法を覚えておけば、たとえ医学部などの入試でも通用すると言う見解が流通しているのを耳にすることがあります。でも果たして数学は暗記科目なのでしょうか。確かに短時間に結構難しめの問題が出題される医学部では、それもある程度は必要なのかも知れません。入試が競争試験である限り、決められた定員までしか、合格できないのは事実です。ですから、人より多くの点数をとらないと、不合格になってしまうのは、紛れも無い事実です。だからと言って数学を暗記で乗り越えようとするのが正しい方法なのでしょうか。入学試験問題は、出題者が作ったものであり、答えがあるのは間違いないものです。ですから、必ず解ける問題なのです。ただ、時間制限が有るが故に難しくなっているのも事実です。高校数学、受験数学、大学での数学は、先人たちが成し遂げてくれた天才と努力の結晶ですから、今では体系化されておりきちんと学べば、理解できるのもまた事実だと思います。

では大学入試問題にどう対処すべきなのでしょうか

難関大学、医学部などの入試問題は、難しい問題がでているのも事実です。教科書レベルの単純な問題がでる事はまずありません。これらの難関大学は、志願者が多く優れた生徒を見分けるには、ある程度問題を難しくせざるを得ませんし、また制限時間もかなり短く設定されています。私立大学医学部の下位校であっても、競争率が20倍や30倍になる事はざらにあります。ここ数年医学部入試は、益々競争が厳しくなっています。基礎的な事項を確実にマスターし、標準的な問題は落とせないことになります。これに、新作問題が結構加わります。国立の有名校では特にその傾向が大きくなっています。ですから、これまでのパターン化された問題の裏を大学の出題者はついてくるのです。これらの問題は、必ず解けますが、今までのパターン化された解法から解こうとすると、壁にぶつかることがたびたびあると思います。では、どうすればいいのでしょうか。問題を解く時は、なぜそう言うとき方をするのか、その根底にある数学的な事項は何かを絶えず考えることだと思います。大学の先生は、大学教養レベルの問題を少し易しくして、入試問題として出題することもよく有ります。ですから、大学教養レベルの数学も少しは知っておくことも大切な事だと思っています。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です