数と式・整数に関する問題
数と式・整数の問題
数と式・整数の問題は、数ⅠAの範囲ですが、難し目の問題も結構あります。
数と式では、等式の証明、不等式の証明などが頻出です。これらの問題は、確実に得点していくように演習を進めてください。
整数の問題は、合同式やユークリッドの互除法などを利用します。これらは、きちんとマスターすると、有効な解法の手段となりますから、再度確認しておきましょう。
数と式・整数-問題-
【問題1】
(1)方程式48x+539y=77 を満たす整数解、(x,y,z)を全て求めて
ください。(大阪市立大)
(2)3つの自然数の組 a,b,c)は、次の条件を満たすとします。
a<b<c、1/a+1/b+1/c<1/3
このような整数の組で、cが最も小さいものを全てもとめてください。
(一橋大)
【問題2】
全ての正の実数 x,yに対し
\sqrt{x}+\sqrt{y}≦k\sqrt{2x+y}
が成り立つような実数kの最小値を求めてください。
(東大)
【問題3】
f(x)=x^2-2とし、p,q は整数, q≠0とします。
(1) lq^2・f(p/q)l≧1が成り立つことを示してください。
(2)lp/q-\sqrt{2}l<1のとき、
lp/q-\sqrt{2}l>1/{(2\sqrt{2}+1)・q^2}
が成り立つことを示してください。(津田塾大)