変数変換のテクニック
計算をうまく運ぶ大切な技術
式の計算で変数変換を上手く使うと、楽に問題が解ける場合が多くあります。ここでは、そのような技術をあげてみましょう。
変数変換の技術
例題と指針を示しておきますから、実際に解いてみてください。変数変換の解法がわかってくると思います。
【例1】
連立方程式\(\vert x+y \vert+\vert x-y \vert=3、x^2+y^2=5/2\) を求める。
\(\vert x+y \vert=u、\vert x-y \vert=v\) とおけばよい。
【例2】
連立方程式 \(x+y=8+\sqrt{x}+\sqrt{y},\sqrt{xy}=\sqrt{x}+\sqrt{y}+1\) を求める。
\(\sqrt{x}+\sqrt{y}=u,\sqrt{xy}=v\)とおけばよい。
【例3】
次の関数の最小値を求める。
\(x(x+2)(x+a)(x+a+2)\)
\(x^2+(a+2)=u\) とおけばよい。
【例4】
\(x^2+y^2=1\)のとき、\(x^2-y^2+2\sqrt{3}xy\)の最大または最小とする\(x,y\)を求める。
\(x=cosθ,y=sinθ (0≦θ<2π)\) とおけばよい。
【例5】
\(x,y\)の関数 \(z=x^2+xy+y^2-3x-3y\)の最小値を求める。
\(x+y=u,x-y=v\) とおけばよい。 または、\(x+y=u、xy=v\)とおけばよい。